仕事が終わらなくて不安になることはないですか?一生懸命頑張って来たけど、時間を費やしても費やしても終わらない。
でも特に期限が迫っている、納期が迫っていて、そして上司やクライアントに怒られるかも、信頼を失ってしまうかもということが脳内をよぎり、
焦ってしまって余計に仕事に集中できなくなりますよね。
今回はそんな方のために、仕事が終わらなくなって不安になってしまった時にどのように立ち振る舞うと心が楽になるかをご紹介いたします。
仕事が終わらないから不安になる原因を考えましょう
仕事が終わらない要因を考えると、自分以外の要因と自分の要因がいくつか重なっている場合が多いですね。
自分以外に要因がある場合は
・納期の直前に要望の変更があった
・突然プロジェクトのメンバーが不在になり、自分が代わりにやらなければいけない
・チームの他のメンバーが仕事を断ったため、自分に仕事が回って来た
などの状況が考えられます。
自分に要因がある場合は以下のような感じです。
・ミスをしてしまったので、カバーしている
・自分のスキル不足のため、どうしても時間がかかってしまう
・グダグダ働いてしまっている
状況にもよりけりなのですが、会社に勤めている以上自分が100パーセント悪いということもないですし、会社側が100パーセント悪い!ということでもありません。
ただ、誰のせいだと考えても仕事はますます終わらないのでまずは状況を整理してみると良いと思います。
仕事が終わらないから不安になる時は細分化と見える化しよう
仕事が終わらなくて不安になる時というのは、不安要素が見えていないケースが考えられます。
不安というのは、この先起こりうることがどんなことかわからないから心配になると言うことですよね。
極端な例を出すと、突然見ず知らずの預言者があなたの前に現れて、
・明日あなたに悪いことが起こります。
・明日あなたの家が停電するという悪いことが起こります。
と言われる場合を想定してみましょう。
前者の「明日あなたに悪いことが起こります。」と言われる方が、不安が大きくないですか?
悪いことってなんだ?とあれこれ想像を働かせていてもたってもいられないですよね。
でも「明日家が停電するという悪いこと」という風に明確だったら、確かに停電は嫌だけど停電に備えて懐中電灯の準備しておこうかな、と思えますよね。
これと同じです。なにが起こるかわからないから不安なのであり、具体的にそれは何か、と考えて明確にすることができれば、状況が酷くても策は打てるものですよ。
まずは不安だと思うことを洗い出すことから始めましょう。
仕事が終わらずに不安になった時は、不安要素を明確にしましょう。まず終わらない仕事を細かく書き出してみてください。
1つの項目につき1時間ぐらいで終わる作業量で書き出してみると良いです。
・クライアントの資料作る
というよりは、
・資料づくりのためのデータ集め
・資料のデザイン調整
・印刷して製本する
といった具合です。
あなたがやらなきゃいけないと思っていることを全て吐き出してください。やるべきことを細分化し、可視化しましょう。
脳にもんやりと「やらなきゃ」と思わせているといつまでも気になってしまうものなので、PCなり紙なりに書き落として、脳で気にしなくて良いようにしましょう。
書き出しが終わったら、
・重要なもの
・重要ではないもの
に分けてみましょう。
重要なものはさらに
・すぐ終わりそうなもの
・すぐに終わらない難易度が高いもの
に分けてみましょう。
重要でないものはさらに
・自分がやらなくてもいいもの
・他の人にお願いした方が早くすみそうなもの
などに分けていきましょう。
時間には限りがありますので、まず重要なものですぐ終わりそうなものから先に片付けます。
重要で難易度の高いものを先にやってしまうと、すぐ終わるものがどんどん残ってしまい、余計に不安になったり、焦ったりしてしまうからです。
重要なものですぐ終わりそうなものが終わったら、次に重要だけど難易度の高いものに着手しましょう。
これがどうしても終わりそうにない場合は、上長やクライアント、チームのメンバーに相談すべきですね。
相談するにしても、何がどう終わらないかを明確にしましょう。
「これを前やった時にどれぐらい時間がかかったから、終わりそうにないです」
「これをするための準備や資料集めに○時間かかるので、そのあとにこれをするとなると、○時間足りません」
などです。
仕事が終わらないという不安は想像力でカバー
仕事が終わらなくて不安になってしまっているあなたは心底真面目な方なのだと思います。
責任感が強いため、終わらない仕事にも責任を持ってしまい、不安になるのだと思います。
ただ、仕事が終わらない場合に起こり得ること=最悪のケースを想像してみるのも不安を取り除くのに有効な場合があります。
もしこの仕事が終わらなかったら、考え得ることは以下の通りでしょうか?
1:終わりませんでしたという報告をクライアントなり、上司なりにする
2:相手はきっと怒る
3:怒った上でいつまでになら終わるかを聞いてくる
4:社内で信頼を失う、他の仕事が回ってこなくなる
5:最悪の場合はクライアントが損害などを訴えてくる
ちょっと想像すると辛いですが、会社に勤めている以上は全てがあなたの責任となることはありません。
また、いつまでになら終わるかということを具体的に説明できれば、最悪なケースは回避できるかと思います。
他の仕事が回ってこなくなったとしてもそれは仕事の配分が最適化されたと考えてOKです。
どうしても仕事が終わらなくて「5:最悪の場合はクライアントが損害などを訴えてくる」に至ったとしても、まだあなたは生きています。
しぬこと以外はかすり傷ですし、いくらでもリカバリできるので大丈夫です。どんと構えましょう。
まとめ
ということで、今回は仕事が終わらないから不安になってしまった時の対処法をご紹介いたしました。
まずは原因を考えてみて、終わらない仕事を細分化してみて、最悪のケースを想像しつつ、最後はどんと構えていきましょう。
それでは!