あなたの会社にも「働かないおじさん」はいませんか?
責任を取らない、仕事を押し付ける、仮病で休む、マネジメントしない、保守的で明らかに悪いことを改善しない、などとにかく会社にはくるけど働かないおじさんです。
私はかつて勤めていた会社で働かないおじさんをたくさんみてきました。
働かないおじさんはその名の通り、働かないにも関わらず総じて高収入(1000万円近くもらっている)です。
このような働かないおじさんは比較的仕事をやめることが多いのですが、働かないおじさんのその後を知って、私は正直かなり絶望しました。
今回は働かないおじさんが最終的にどうなったのか、
日本社会で働く20代、30代が働かないおじさんにならないためにどうするべきか
ということをご紹介していきたいと思います。
働かないおじさんとは
まず働かないおじさんの生態からお伝えします。
冒頭でもちょっと触れましたがこんな感じです。
責任を取らない
仕事を押し付ける
仮病で休み、業務中にサボる
マネジメントしない
なんでも保守的で明らかに悪いことを改善しない
飲み会には執拗に誘ってくる
責任を取らない
働かないおじさんは自分の判断ミスで、部下の仕事を増やすことになったり、二度手間が生じたりしても、責任をとらない場合が多いです。
代替案などを相談したり、さらに上の人と交渉してくれるのならまだ良いものの、謝りもせず、対応は人任せ。
現場のことを把握しようともしないおじさん、いますよね。
仕事を押し付ける
「成長」などの言葉をもって部下に残業や徹夜・休日出勤を押し付けるおじさんがいます。
または高圧的な態度をもって、部下に成果を出させようとしたり、自分はよくわかってない・成果が出てないのに人に押し付けるおじさんもいます。
特に「君の成長のためだからがんばろう」とか言ってくるようなおじさんはある意味ブラック企業の手法と似ていますよね。洗脳といいますか。
自分は仕事をせず、末端の者にやらせる。
あわよくば自分のタスクもすべて押し付けようとするおじさん、いますよね。
仮病で休み、業務中にサボる
私の実体験ですが、体調不良で休むと言っておきながらそれが仮病であることがバレたおじさんがいます。
辛いのはわかるけど、体調不良じゃないなら会社にきてよ・・・
また、業務中に寝ていたり、Youtubeをみていたり、ゲームをしているおじさんもいますよね。
それでいて年収1000万だなんて、世の中ちょろいと思っていることでしょう。
マネジメントしない
マネジメントできてる風の、できてないおじさんですね。
問題がおこってもなにが問題かわからない、
適切な方針を打ち出せない、
お客や上の人のいいなり、
自分の意見を持たない
など。そんなおじさん、あなたの会社にもいませんか?
ぶっちゃけ、働かないおじさんがいなくても何も変わらないですよ。
1000万円を働かないおじさんに払うぐらいなら年収400万円の中途を2人雇った方がましです。
なんでも保守的で明らかに悪いことを改善しない
明らかに非効率だったり、惰性でやってしまっていることを改善しようとしてもまるで聞く耳をもたないおじさんがいます。
保守的で、考えるのがめんどくさく、とにかく自分の仕事を増やしたくないおじさんです。
人生逃げ切りたいのだと思いますが、このおじさんの下で働くことほどつまらないことはありませんね。
飲み会には執拗に誘ってくる
働かないにも関わらず、仕事が終わってからの飲み会には執拗に誘ってくるおじさんもいます。
よっぽど若い人に構われたいのか、誘う頻度が多いです。しかもおごってくれません。
はっきりいって時間の無駄です、あなたの過去の自慢話を聞くぐらいなら勉強したいですね。
働かないおじさんの末路とは
ここまで働かないおじさんの実態をご紹介していきましたが、働かないおじさんは総じてやめる(または退職勧告される)傾向にありました。
会社をやめた働かないおじさんがどうしているかをちょっと聞いたのでまとめてみると
・介護職になる
・タクシードライバーになる
・ボランティアを始める
・語学学校に通う
・飲食店を始める
という感じで、働かないおじさんの進路は様々です。
それまで上の立場として働いて1000万円近くもらっていた人でも、同じ水準の給与をもらえる仕事につくにはかなり難儀すると思います。
概ね働かないおじさんは「長年やってきた仕事にうんざりしている」「自分のやってきた仕事がきらい」という傾向があるので、
仕事をやめた(orやめさせられた)後はそれまでの業種とまったく異なる仕事(低賃金)をする人も少なくありません。
日本はプライドさえ捨てることができれば、アルバイトで10万円以上稼ぐことができる国なので、独身であればよいですが、
妻帯者で子供がいる場合はどうなのでしょう。
退職金から学費をだして、生活費などは他の仕事で稼ぐという感じですかね。
ちょっと控えめに言っても絶望ですね。
真面目に働いていてもしんどい、仕事をやめてからもしんどい。
本当にどうしたらよいのでしょうか。
働かないおじさんにならないためにはどうしたらいいのか
今は働かないおじさん、と言われることはなくとも実は誰しもが働かないおじさん・おばさんになる可能性を秘めているのではないかと思います。
一生懸命会社でがんばって、キャリアを積み上げてきて、時には残業をし、時には精神的に苦しみ・・・
あっという間に月日がたった頃には、考え方が保守的になってしまって時代についていけず、体力もやる気もない。。。
そんな未来は容易に想像できますし、だれにでも起こりうる未来ですね。
そんな夢も希望もない働かないおじさん・おばさんにならないためには、どうしたらいいのでしょうか。
・時代に置いてかれないようにする
・勉強は一生続く
・無駄な支出と収入ににシビアになる
・人生設計を考える
・投資をする
詳細をみていきましょう。
・時代に置いてかれないようにする
なかなか難しいことではありますが、時代に置いて行かれないように努めるべきでしょう。
今世の中で流行っていることや新しいテクノロジーなどについて若い人に教えてもらう、ぐらいのスタンスを持っておくべきです。
飲み会で自分の過去の自慢話を聞くぐらいなら、若い人に最近の流行りや関心をきいた方が勉強になると思います。
・勉強は一生続く
大学を卒業したら勉強をやめる人は多くいるかもしれませんが、
生涯にわたり、勉強は一生つづく、ということを認知しておきましょう。
特にお金に関する知識をつける、という意味での勉強です。
どういうことをして稼いでいる人がいるのか、という観点で世の中をみつつ、自分でもできそうか、ということを常に考えておいたほうが良いでしょう。
さもなくば今の職場にしがみつくままとなります。
お金や稼ぐことに対する勉強だけではなく、自分のスキルという面でも一生勉強しつつ、自分をアップデートする必要があるという自覚を持っておきましょう。
生涯に渡って自分をアップデートする必要がある自覚をもっていない30代ともっている30代では20年後の生活は全く違ってくることでしょう。
・無駄な支出と収入ににシビアになる
年を重ねれば重ねるほど支出と収入にシビアになるべきでしょう。
固定費・生活費はこれ以上減らすことができないのか、家に不用品はないのかを今一度よく考えましょう。
またどうしたら収入を増やすことができるか、は常に意識しておくべきだと思います。
・人生設計を考える
早い段階で人生設計を大まかに考えておくと良いでしょう。
とはいえ世界のこれからのことは誰にも予測できないので、
これをやらなければ人生後悔する、ということをリストアップしておくと良いかと思います。
・投資をする
月1万円からでも始められる積み立て投資を考えておきましょう。
現時点で資産が1億円あるなら定期預金が安全かもしれませんが、数百万円ならリスクをとってお金にお金を稼いでもらうことを考えたほうがよいでしょう。
自分の持つ資産の中で、必要な貯金と投資に当ててもよい資金でわけてみて投資をはじめてみましょう。
※本を読み漁ってから始めるのもいいですが、後回しになったり、結局やらなくなってしまうリスクが伴います。
まずはなくなってもいいお金で実際にやってみることが大事です。
まとめ
ということで今回は働かないおじさんについてご紹介しました。
働かないおじさんは憎き存在ですが、自分も常に油断するとそっち側にいってしまう、ということを考えると
反面教師としてはありがたい存在ですね。
それでは。