離婚してもいいですか~翔子の場合という漫画を読みました。読んでいて切なくなる漫画でしたね。
月額980円で本が読み放題、30日の無料体験有りのKindle Unlimitedで読みました。
今回は最終回の様子や個人的な感想を書いていきます。
※ネタバレを含みますので、ご注意ください。
離婚してもいいですか~翔子の場合の最終回
専業主婦となり、夫への不満を爆発させていた翔子さんですが、
翔子さんは結局離婚せず、介護職で正社員となりました。
夫は変わった(ように見える)との描写があり、家事を手伝ったり食事に文句を言うことはなくなりましたが、
果たして長続きするのでしょうか。
離婚してもいいですか~翔子の場合を最終回まで読んで思ったこと
未婚アラサー女が離婚してもいいですか~翔子の場合を読んで思ったことをつらつらと書いていきます。
結婚したくない
離婚してもいいですか~翔子の場合を読んでみて、やっぱり自分の中の「結婚したくない願望」を再認識できました。
29歳にして結婚願望が全くなく、29歳で結婚願望がない女性が考えるべき今後の人生戦略という記事も書いたのですが、
アラサーにもなるとSNSで入籍しました!結婚しました!子供産まれました!と幸せな報告が多く、
「あぁやっぱり自分は結婚した方がいいのかな」なんてちょっと頭によぎることもなくはないのです。
でもやっぱり結婚はしない方がいいよなーと気づかせてくれたのがこの漫画でした。
以下のような理由です。
・結婚しても幸せにはならない
・専業主婦と夫の間に生まれる軋轢(育児・家事が忙しいvs仕事が忙しい)
・女性は専業主婦でも地獄、兼業でも地獄
・生涯に渡って働ける保証はないので、安易に子供を産めない
・ママ友という恐怖集団を避けられない
・自分の両親のことを考えるだけでも嫌なのに他人の両親に気を使わなければならない
詳細をみていきましょう。
結婚しても幸せにはならない
周囲の結婚したての人たちはとっても幸せそうで、家庭にも愛があふれていて、人生順風満帆そうに見えるのですが、
会社で40代、50代の人に話を聞くと大半の人がパートナーに愛情を持っていないし、苦しそうなんですよね。
お金のことをあけっぴろげに他人に言わないにしても、「離婚してもいいですか~翔子の場合」のように、家事・育児・お金・旦那や妻への不満がない家庭ってほぼ存在しないのだと思います。
両親が喧嘩ばかりだったので結婚したくないという人へという記事でも書きましたが、両親が喧嘩ばかりしており、いつも母親に愚痴を聞かされて育った人も少なくないでしょう。
「離婚してもいいですか~翔子の場合」に出てくる翔子さんは、離婚したいけどスキルもないし、お金もないから子供のために離婚できないと言っていましたが、まさしく私の母親もそのようなことを言ってました。
子供のために、嫌いな夫のご機嫌をとる人生、辛すぎます。
専業主婦と夫の間に生まれる軋轢
育児・家事が忙しい妻vs仕事が忙しい夫という構造はなんともみていて辛いですね。
「離婚してもいいですか~翔子の場合」の場合は、翔子さんが我慢して夫の怒りを受け入れ内面に不満を募らせて行くタイプでしたが、
妻または夫どちらかの我慢によって成り立つような家庭内にパワーバランスがある場合はなんとも息苦しいものがあります。
「離婚してもいいですか~翔子の場合」は専業主婦だった翔子の目線で描かれており、育児・家事が大変ということが訴えられていますが、
嫌な上司の命令を聞いたり、ストレスを抱えて定年まで働き続けなければならない夫もなかなかにしんどいですよね。
女性は専業主婦でも地獄、兼業でも地獄
「離婚してもいいですか~翔子の場合」を読んでいると女性は専業主婦でも地獄、兼業でも地獄だなぁと思いました。
専業主婦だと
・育児・家事が大変
・夫からは「楽そうでいいよな」と言われたり、家事・育児の完璧さを求められる
・働きたいけどスキル構築のための勉強時間を取れない
・PTAなどの役割が回ってきやすい
・稼ぎが0のため夫に引け目を感じる、逆らえない
という感じで辛い。
兼業主婦だと
・仕事も家事もしてクタクタになり、バランスが取れない
・夫の収入を超えないため働いても引け目を感じる
さらに言えば夫と離婚して子供を引き取る場合も地獄・・
・昼も夜も身を粉にして働く必要がある
・貧困は免れないため子供に十分な教育を受けさせることができない。
という感じですね。
生涯に渡って働ける保証はないので、安易に子供を産めない
「離婚してもいいですか~翔子の場合」を読んでいると安易に子供を産めないなぁと思ってしまいますね。
子供一人あたりを大学卒業させるまでに3000万円かかるとも言われていますが、子供が就職するまでの20年間、
会社の上司の理不尽にも耐えて、長時間残業にも耐えて、命のともしびを削りながら、お金を稼ぐ必要があるのです。
20年間鬱にならずに、体調を崩さずに、やけも起こさずです。人生においてかなりの制約になりますね。
ママ友という恐怖集団や、他人の両親への気遣いが避けられない
女性の場合、ママ友の会合に付き合ったり、保護者会でいやな役回りを任されることもあるでしょう。
また夫の両親を介護しなければならなかったり、子供を産めというプレッシャーに苛まれることもきっとあるでしょう。
特に夫の両親はなくなるまでの付き合いですから、それなりに長期戦ですよね。しんどすぎます。
離婚してもいいですか~翔子の場合を最終回まで読んで行動すべきこと
離婚してもいいですか~翔子の場合を最終回まで読んで、こうはなりたくないなと思った人が行動すべきことをあげてみました。
・最低でも1年同棲して、ペットを飼いつつ相手と暮らしていけるかを考えた方がいい
・低賃金改善や少子高齢化対策、教育費の負担軽減政策を日本に期待したいけど、まぁ無理でしょう
・やっぱり女性は手に職をつけつつ、金融リテラシーを高める
・介護をするなんて勿体無い、どうせならプログラミングやろう
最低でも1年同棲して、ペットを飼いつつ相手と暮らしていけるかを考えた方がいい
もし結婚を考えるのであれば最低でも一年は同棲してみるべきなのではと思います。
翔子さんの夫は食事の点数をつける、会社の愚痴を言うなどめんどくさい性格の持ち主ですが、そのような本性を結婚前にも知るために
最低でも一年同棲してみた方がよかったのでは?と思います。可能ならペットを飼ってみてどれほど世話をしてくれるかで、育児に協力的かも見抜けるでしょう。
翔子さんの場合スキルもお金もないとのことなので、旦那さんの金銭的助けがないと子供を持つことは厳しいはず、
同棲してみて一緒に暮らせないとおもったらペットを引き取り独身でいきて行く方がよいのでは・・・。
低賃金改善や少子高齢化対策、教育費の負担軽減政策を日本に期待したいけど、まぁ無理でしょう
パートや介護などを頑張っても生活保護でもらえる金額に達しないこの日本の低賃金の問題や、
教育費が膨大にかかる仕組み、保育園の待機児童の問題を抜本的に変えてくれる、インパクトのある政策を日本に期待したいですが、
残念ながら日本はシルバー民主主義なので高齢者が優遇される政治です。国には期待できないでしょう。
2chのひろゆき氏は子供1人うめば1000万円あげればいいじゃんということを言っていましたが、そのレベルの政策が日本で取られる可能性ははるかに低いと思います。
やっぱり女性は手に職がいいと思う
やっぱり女性は手に職が良いと思いますね。手に職ではなくても、20代のうちに専門的な知識で実績を上げておくべきだと思います。
男性に養ってもらわなくても稼げるようになることで選択肢が増えますからね。
また同時に金融リテラシーを高めた方がいいでしょう。パートや介護職を頑張ってもそんなにお金は増えません。
少額でもいいので、投資を考えるべきですね、預金よりは国債、リスクをすこしとるなら投資信託、
そもそもの種銭を生み出すための財テクや節約などの知識もこれからは必要だと思います。
介護をするなんて勿体無い、どうせならプログラミングやろう
個人的な意見ではありますが、未経験でできるからといって20代、30代の方の貴重な労働力が介護に奪われて行くのはなー、思います。
介護職はとっても大事な仕事ではあると思うのですが、老人に投資をしても国が発展しないのですよね。
誰にでもできる仕事ではありますが、ルーチンワークというかスキルにならないし、どちらかというと自動化されてほしい部分です。
個人的にはIT系がおすすめですね。業界としても給与水準が高く、慢性的な人手不足のため未経験可の企業も多いです。
女性はまだまだ少ない業界なので、歓迎されることは間違いなし。
人材不足を解決するために、柔軟な働き方を許容し在宅勤務可能な企業も多く出てきています。
もし少しでもIT業界に興味があるのなら、無料体験ができるTechAcademy [テックアカデミー]がおすすめです。
まとめ
ということで「離婚してもいいですか~翔子の場合」のネタバレや感想を書きました。
今回はここまでです。それでは!