仕事でど忘れしてしまうことってないですか?
自分なりに仕事を進めてきたけど、上司に確認されて「あっ、忘れてた」となってしまうことってありますよね。
忙しい時期だと、重要な仕事が漏れてしまって、重大な問題に繋がることも。
今回はつい仕事をど忘れしてしまうあなたのために、
・なぜ仕事でど忘れしてしまうのかということと、
・仕事をど忘れしないための対処法
をご紹介させていただきます。
仕事でど忘れしてしまう理由
仕事でど忘れしてしまう理由は自分の記憶力に頼ってしまっていたからです。
人間の脳は目にしたことや聞いたことを全て覚えているとパンクしてしまうので、忘れるようにできています。
基本的には脳は忘れるのだということを意識してみてください。
脳では記憶できないという前提をふまえて日々行動を取る必要があります。
脳以外で記憶をとどめるにはメモするしかないですね。
仕事でど忘れしてしまう場合というのは
1:メモを取らなくても覚えていられると思っていた
2:メモを取れない状況にいた or メモをとるのを忘れていた
という状況にあるのだと考えられます。
これらのことについて順番に詳細をみていきましょう。
メモを取らなくても覚えていられると思っていた
まず仕事をど忘れする要員として「メモを取らなくても覚えていられると思っていた」ということがあるかと思います。
ちょっとした頼みごとであったり、直近すぐにやることであれば、メモを取らなくてもいいと思ってしまいますよね。
例えば、「ちょっと今からすぐにコーヒー買って来て」であれば、もちろんメモする必要はありません。
今からすぐやることなので10分ぐらいでできることだからです。
もちろん、今から対応することなのですぐに対応できることであり、忘れるはずがありません。
ですが「この対応で、2週間後にお客さんから返事が来たら、次のXXの対応をやるよ」というような
条件ありの依頼や待ち状態が発生する依頼の場合はどうでしょう。
頼まれたこと自体が記憶の彼方に行ってしまいますよね。
「やらなければいけないことだけど、すぐやらなくていいこと」というのは非常に厄介です。
「2週間後に対応をしなければいけない」とずっと気にしているのもイヤですよね。
仕事においては常に突然の依頼や緊急対応が求められますので、
ちょっとした頼みごとやちょっとした作業でも自分のタスクとしてパソコンだったり、ノートだったりにメモしておくことをお勧めします。
アウトルックのカレンダーでもいいですし、スマホのカレンダーでもいいですし、アラームを仕込んで置くと良いでしょう。
メモを取れない状況にいたorメモをとるのを忘れていた
次に考えられるのは何かを依頼された時にメモを取れない状況にいたということです。
例えばあなたが大きなダンボールを運んでいる時に、上司とすれ違い「あとでXXやっといて!」と言われるとします。
この場合メモのしようがありませんよね。
そしてそのままあなたがダンボールを運び終わった後には、すっかり忘れてしまっているというとが考えられます。
特に今運んでいるダンボールが最優先の課題となりますので、その他の依頼を受け入れる余力がない状態で仕事のことを言われても覚えられませんよね。
仕事でど忘れしないためにやるべきこと
という訳でここからは私がど忘れしないためにやっていることをご紹介していきますね。
大原則はメモをとること
まず原則メモを取りましょう、脳の記憶を過信するのはよくありません。
またメモをとる場所は複数に分けずに1つにするべきです。
特にあなたがデスクワークをされている場合は、Trelloのようなサイトを活用しても良いと思います。
タスクが来たらすぐに登録しておくと習慣づけておくと良いでしょう。
立ち仕事の場合はポケットに入るぐらいの小さなメモが良いでしょう。
頼まれたタスクがリスト化し、終わったら終わったことが明示的にわかるようにしましょう。
線を引く、チェックをつけるなどです。
メモしたら見えるところにはる
なにかメモをしたら付箋などを活用し、デスクなど見えるところに貼っておくと忘れませんよね。
もしPCのアプリにやることをリスト化しているなら、付箋に「16時になったらリストを見ろ!」と書いておけばOKです。
どうしても仕事でど忘れしがちな人は地道に意識づけをしていくしかありません。
仕事をど忘れしないために会話を遮る
基本的に「人は忘れてしまうものだ」という認識を持ってあきらめましょう。
どんな賢い人だって忘れるときは忘れます。
会話の途中や何か他の作業をしている時に仕事を依頼される場合は
「人は忘れてしまうものだ」という原則に則って、
今やっていることや会話を遮ってもいいのでメモをとるようにしましょう。
メモが手元にないならスマホを活用するという手もあります。
タスクを忘れてやらなかったことに比べれば、会話を遮ってもメモをとる方が良いですよね。
仕事をど忘れするなら依頼の真意を考える
また頼まれたことの真意を考えてストーリー仕立てにする、という方法も有効です。
例えば、簡単な例にすると「一番最後に帰る人は電気を消しといて」と頼まれたとします。
この電気を消しといてというお願い事の真意を考えてみましょう。
なぜ一番最後に帰る人が電気を消す必要があるのでしょうか?
答えは、誰もいないのに電気を付けっぱなしにしておくのは勿体無いからですね。
その行為自体には合理性があるし、当然納得できますよね。
このように頼まれたことの真意を考え、ストーリーを考えると重要性がわかり、記憶に残りやすくなります。
ストーリーまで考えなくても頼まれたことに対して「なぜそれをするのだろう」ということを考えるクセをつけるようにしてみましょう。
なんのためにそれをするのかという理由に納得できればより強く印象をとどめておくことができます。
もしかしたら頼んだ人の真意を考えるとやる必要のないことだと判明するときもありますし、もっとよい方法を思いつくこともありえます。
仕事をど忘れすることが多い人はADHDかもしれない
仕事でど忘れが多すぎるという人は大人のADHDかもしれません。
ADHD(注意欠陥・多動性障害)は発達障害のことで、注意力や集中力が散漫で落ち着きのない人のことを指します。
一般的には子供に見られることが多いのですが、近年では20代でも増えてきているとのことです。
あまりにも仕事のど忘れやミスが多いという人は診断なども考慮に入れてみましょう。
仕事でど忘れしても気にしない心が大事
仕事でど忘れしてしまい、本来やるべきことができなかった、
注意していたつもりなのに、すっかり抜け落ちていたということもあるでしょう。
一生懸命に仕事をしているのにどうして自分はミスをしてしまったんだろうと後悔し、落ち込むこともあるかと思います。
ですが、人間に完璧はありません。完璧にできるのはコンピュータだけです。
大切なことは仕事でど忘れしてもくよくよせず、明日に立ち向かう姿勢です!
仕事のど忘れに関するまとめ
という訳で今回は仕事をど忘れしてしまう原因と、その対策について記載しました。
まとめますと、
・仕事でど忘れしてしまう原因は脳ではなく外部の記憶装置(メモ)に残しておかなかったから
・仕事をど忘れしないためには大原則はやっていることを遮ってでもメモをとること、
・頼まれた仕事の真意を理解すると重要性がわかって記憶に残りやすい
ということでした。皆様が快適に仕事をされますように!それでは!