2019年3月18日、富士通の人事異動が発表されました。
参考:[スクープ]独自入手、富士通の4月機構改革と人事異動の骨子
1〜4の要点の中でもひときわ目立つのが以下4つ目。
2019年1月末に締め切った間接部門従業員の割り増し給付金付き早期退職を含めた今後のジョブ選択を45歳以上の富士通グループ全従業員に拡大する
45歳以上を対象に早期退職などを進めているそうですね。
こちらの記事では他にも様々な企業で早期退職者が募集されていることがまとめられており、興味深い記事でした。
https://www.orangeitems.com/entry/2019/03/24/000500
私もかつてIT企業に勤めていたのですが、IT企業にしてはわりとお堅い系でかつ従業員の平均年齢が高い会社でした。
当然、上層の人は年収1000万円ぐらいもらっていたのですが、中にはいわゆる「働かないおじさん」もたくさんおり、
早期退職を勧告されていました。おそらく富士通と同じような状況だったのではないかと思います。
富士通の人事異動をせざるを得ない理由
富士通はこちらのサイトをみる限り、純粋に売上はここ数年で下がっているようです。
https://www.nippon-num.com/corporation/electronics/6702.html
富士通などの日本のいわゆる大企業と言われる会社で、
特に年功序列で昇級してきた45歳以上の人材は年収が高いはずです。おそらくですが、勤続年数が長い人も多かったと思います。
売上が伸びないのであれば、内部から削るしかないですからね。
富士通の人事異動から学ぶこと
2020年には日本の女性の2人に1人が50歳以上になると言われていますが、富士通をはじめとした45歳以上で早期退職者を募る企業は増えています。
45歳。30歳で子供を産んでいると考えると15歳、高校・大学とお金がまだまだ必要ですね。
早期退職の退職金だけではおそらくセミリタイアは不可能だと思いますので、再就職も手段の1つだとは思いますが、現役の頃ほど給与をもらえる会社はおそらくないでしょう。
現在30歳の人はあと15年で45歳となります。会社が早期退職者を募りはじめたときに肩を叩かれないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。
対策を考えてみました。
早期退職を勧告されない人材になる
一番無難なのは「会社に必要となる人材になる」ということでしょう。
この業務に関してはあの人が詳しいという社内でのポジション取りをしつつ、人間関係を良好にしておくべきですね。
大企業の場合、上に行けば行くほど給与は高いですが、仕事に対する責任も重くあなたの人生は仕事一色になることは間違いありません。
また会社で生き抜くために勉強したり、キーマンに根回しをしたり、部下のモチベーションをあげるなど、人間関係でのストレスも避けられないでしょう。
副業をはじめる
2017年に政府が副業を推進しました。味方を変えれば、これは国や企業が個人を保証しないと受け取れる施作です。
会社だけで収入を作るのではなく、あらたな収入源を増やせるかどうかを考えて行くべきでしょう。
時間労働として、土日に単純作業としてのアルバイトをするのではなく、自分の資産になるような労働が望ましいですね。
例えば自分がこれまで営業としてやってきたのであれば、個人的に営業として受けられるコミッション制の仕事をツテで探したり、
プログラマとしてやってきたのであれば、個人で開発を請け負ったり、
または事務としてやってきたのであれば、クラウドワークスなどで作業をやってみるなど、
自分がこれまで培ってきたスキルでまずは1円でも稼ぐことができないかを模索してみるべきでしょう。
現代においてアイディアに意味はないので、まずは行動をすることが大事です。
生活費を極限まで下げ、年収が下がることを受け入れる
長いこと大企業で過ごしてきた人は、大企業につとめてきたというプライドや、年収を下げたくない、生活水準を落としたくないという人もいるかもしれません。
ただ、人間の欲望にはキリがないので一度あげた生活水準はなかなか下げることが難しいですね。
まずはスマホを格安SIMにする、というところから固定費を見直しましょう。
一番大きな固定費は言うまでもなく、家賃です。30代までであればシェアハウスなども検討しましょう。
早い段階から投資をする
【書評】コミックでわかる20代から1500万!積み立て投資でお金を増やすを読んでみた
という書籍を読みましたが、40代、50代の投資はもはや「必須」なのだそうです。
投資は早ければ早いほどよいとされています。
リスクを極限まで下げたい人は国債、余剰資金がある人は投資信託をネット証券で始めてみましょう。
自分で事業を始める
お金持ちになる方法をあれこれと検索していくなかでもやはり、労働収入だけでお金持ちになった人はまずいません。
お金持ちになる人は必ず個人であれ、集団であれ、事業を持っています。
なにかパッケージでもネット商品でも、転売でもせどりでも、基本は安く仕入れて高く売ることが大事ですね。
そのためにはやはりスキルの構築だったり、情報収拾が必要だと思うので、一定のまとまった時間が必要になると思います。
結婚しない
非常に切ない選択肢ではありますが、結婚をしないというのも1つの選択肢だと思います。
子供1人にかかる養育費は大学卒業までに3000万円と言われています。
共働きだとしても、その額を労働収入から捻出するのはかなり絶望的です。
3000万円をむしろ投資に当てる、または事業の元手にする、という選択肢も日本社会で生き抜くための手段かもしれません。
まとめ
というわけで今回は富士通の人事異動について思うことをつらつらと書きました。
時代に取り残されないように、日々勉強していかなければですね・・・!
それでは