仕事で失敗ばかりしてしまう時ってありますよね。
注意しているのになぜか失敗をしてしまい、自分は鈍臭くて、不器用だからだと自己嫌悪に陥ってしまいます。
とこんな感じ。
失敗が続くと上司からも怒られるし、いい気持ちで働けませんよね。
今回はそんなあなたのために、仕事で失敗ばかりする人の特徴と失敗に対してどう考えるべきかということをご紹介いたします。
本記事をお読みいただくことで、失敗した渦中にあり、深く落ち込んでいる人や辛いと思っている人が、考え方を変えることができます。
仕事で失敗ばかりしてしまう人の特徴とは?
そもそも失敗は誰にでもあるものです。普段あなたが失敗して怒ってくる上司にも失敗はあるし、一流のサラリーマンにだって失敗はあります。
ただ失敗が連続しない人と失敗ばかりしてしまう人には違いがあるのです。
失敗ばかりしてしまう人には3つの特徴があります。
失敗の経験から気持ちに余裕がなくなってしまう
まず、失敗ばかりしてしまう人というのは一度失敗した経験がトラウマになってるケースが考えられます。
上司にひどい怒られ方をした、お客さんに損害を与えてしまったなど、一度の失敗の恐怖が頭の中にずっと残っていて、
仕事をしている上で「また失敗したらどうしよう、失敗したら怖い・・」という気持ちが心のどこかにあるものです。
この気持ちが判断を鈍らせる場合があります。
例えば、あなたが川にかけられた橋を渡るとしましょう。最初は何も考えずに対岸までさっと渡れました。
ですが、対岸からまた戻ってくるときに
「昔橋が壊れたことがあって、人が川に落ちたんだよね」
と言われた場合、めちゃめちゃ怖くないですか?
怖くて渡れないですよね。初めは何も考えずにサクサク渡れていた橋なのに、
昔橋が壊れたという情報が付け足されただけで、同じ行為をするにもビクビクしながら橋を渡ることになるのです。
仕事で失敗ばかりしてしまうというのもこれと同じ状況で、「前に失敗して怒られた」という情報があなたをおびやかしているのです。
回避策としては「前に怒られた」という経験に焦点を当てるのではなく、「普段はうまくできているから、うまくいく」
という風にうまくいった方の経験に焦点を当てるようにしましょう。
仕事が仕組み化されていないから失敗する
例えばスーパーでレジ打ちをするロボットと人間がいたとしましょう。
人間は疲れますし、ミスしますよね。一方ロボットは電気さえあれば24時間働けるし、ミスも起こりません。
なぜロボットがミスをしないかというと、仕組み化されているからです。
仕事で失敗ばかりしてしまうという方は、仕事において自分がする事の仕組み化がうまくいってない可能性があります。
失敗すると上司から怒られたり、お客さんから怒られて面倒なので、一度失敗してしまった事をなぜ起こったのか、どうしたら防げたかという観点から考えて
紙に書き起こしてみましょう。次回同じようなことに出くわしそうであれば、その神の内容にしたがって行動すればOKです。
失敗したことの原因を特定し、次失敗しないためのルールを決めておくと仕事がグッと楽になります。
仕事に対しての緊張感がない
もう一つ考えられるのは仕事に対しての緊張感がないということです。
あなたが会社勤めやアルバイトの場合、最悪ちょっとサボったって、ミスしたってお給料や時給になってお金がもらえるものです。
こちらも例え話にしましょう。
「この計算問題100問をミスなく解けたら800円あげます」
「この計算問題100問を1問でもミスしたら全財産没収です」
どちらが真剣に計算問題をするでしょうか?間違いなく後者ですよね。
仕事でなんども失敗している人は、失敗しても大した問題ではないと思っている可能性があります。
確かに仕事で失敗しても大した問題ではないのですが・・・。
この仕事でミスしたら全財産没収されるという妄想のもと、働いてみるのも良いでしょう。
仕事で失敗ばかりしていると落ち込みます
とはいえ、仕事で失敗ばかりしていると落ち込みますよね。
自分では気をつけているつもりでも、あっ、またやってしまったということが私も多々あります。
ただ「自分は失敗ばかりしている」と自分にレッテルを貼ってはいけません。
失敗ばかりといっても1ヶ月に発生するかしないかレベルの事を指して、仕事で失敗ばかりすると思ってしまいがちですが、
よく考えてみると、それ以外では失敗していない訳なのでつまり成功しているんですよね。
どうしても失敗した体験に目がいきがちで、あたかもそれがたくさん発生しているように思いがちですが、決してそんな事はないという認識を持ってください。
仕事で失敗ばかりするというのは思い込み
例えばあなたが新卒でブラック企業に入社したとしましょう。
ブラック企業に入社し、体力・精神ともに疲弊してしまい、半年で退社してしまったとします。
この場合、「就職活動に失敗した」と思うこともあるでしょうが、それは思い込みです。
自分がブラック企業で働き、義務感や責任感からやめることができずに過労で倒れてしまっては元も子もありません。
なので、「早めに損切りができてよかった、過労で倒れる状態を回避できてよかった」と考えることができれば、失敗では無くなります。
また、失敗というのは誰の目線から見た「失敗」かを考えましょう。
「入社して半年でやめた」ということに対する他人の評価を気にしすぎているのではないでしょうか?
事実は、企業に勤めてみて、自分が違うと判断し、退職に至っただけです。
自分の判断を信じましょう。自分の心が違うと思ったのですから、それが正解です。
仕事で失敗ばかりだと思った時は他の人も同じ経験をしていると認識する
例えば、電車の中で定期券がポケットから落ちてしまい、紛失してしまったことなどあるかもしれません。
そんな時、Twitterなんかで「定期 なくした」などで検索してみてください。
一定期間で、同じように定期を無くして困っている人が世の中のどこかにいるはずです。
定期券の紛失に限らず、上司に怒られた人、クライアントとうまくいってない人などあなたが出くわした失敗と同じような目にあっている人が他にもいるはずです。
自分だけに限らず、不特定多数の人に発生していることだ、と思うとちょっと楽になりますよね。
失敗が続くとどうしても自分の視野に閉じ込められてしまいますが、仕事で失敗しているのが、自分だけではないということを思い出してください。
仕事で失敗ばかりしている人だけが知りうることのできる法則
かつて世界史の解説本で「成功には普遍性がないが、失敗には普遍性がある」という文言と出会い、割と真理です。
失敗する時は、必ずパターンがあるかと思います。
・事前確認が甘い
・協力者との認識があっていない
・調査不足
・楽観視
本や映画や人の話を聞いていて、いろんな失敗を耳に入れたとしても、これらは実際に体験して痛い目を見ないと慎重になれない部分です。
失敗ばかりしている人は、失敗したことがない人に比べて失敗の経験値があり、失敗への嗅覚が研ぎ澄まされているはずです。
どういう時に失敗が生まれるのか、失敗したらどう対処していくべきかなど、失敗がない人に比べてパターンを掴むことで、
そして身を以て危機感を味わうことで、必死に次の失敗を回避しようと思うことができます。
また、身をもって失敗をすることによって
・自分は何が苦手なのか
・自分は何が得意なのか
を体感することができます。色々と挑戦し、失敗を重ねることで、自分が戦いやすいフィールドを本気で考えることができるでしょう。
もし失敗をしていないのだとすれば、適性のないことに関して「自分はまだこれが向いているかもしれない」と可能性を断ち切ることができずに
自分が本来集中すべきことに集中できなくなります。
仕事の失敗談は有益な情報である
誰しもが失敗を恐れているので、あらかじめ何かをする時の失敗談というのはかなり有益です。
地雷がどこにある、という情報な訳なので、その情報を手に入れることで被害を受ける確率をグッと減らせるからです。
もし何かに失敗してしまったら、それをまとめて文章なり動画なりなんでも残しておきましょう。
社内のマニュアルとしてもいいですし、ブログに書いてコンテンツとしても良いですし。
あなたが身をもって経験してくれた貴重な体験で救われる人がいるのであれば、そんなに嬉しいことはないですね。
仕事の失敗なしに成功はありえない
仕事で失敗しない人って聞いたことがないですよね。いつも完璧主義なあの人だって過去をみれば何かしら失敗があるものです。
自転車の練習をしている子供に対して
「絶対にこけないでね。左右のバランスを取りつつ、勢いよく漕げば前に進むから絶対にこけないで」
と言っても無理に等しいです。
何かを始めるときにまともに成果が出るまでは失敗がつきものです。
また、失敗を許容しあえる環境に身を置いているか、失敗に対して「ナイス!」と言ってくれる仲間がいるかということも大事ですね。
失敗してしまったことにより、壁が生じたり、ギスギスするようでは次なる挑戦は不可能です。
失敗して落ち込んで何も手を出せない状態になってしまっても意味はありません。
まとめ
という訳で今回は仕事で失敗ばかりしている人の特徴と回避策について書きました。
まとめますと、仕事で失敗ばかりする人は、
一度の失敗の経験から気持ちに余裕がなくなってしまっています。
→対策としてはうまくいった経験に焦点を当てるようにしましょう
仕事が仕組み化されていない
→起こってしまった失敗をどう防げたかを紙に書き出して、その通りに行動しましょう。
仕事に対しての緊張感がない
→この仕事でミスしたら、全財産没収されると妄想して仕事に臨んでみましょう
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