人間関係

子供を吹奏楽部に入れるのはおすすめしない理由8選【経験者語る】

子供が中学生頃になって吹奏楽部に入りたいと言われる人もいるかと思います。ですが、個人的には子供を吹奏楽部に入れるのはあまりおすすめしません。

これは中学校・高校と吹奏楽部に所属していた私の経験から語っていますので、

子供から吹奏楽部に入りたいと言われた人にはぜひ参考にしていただきたいと思います。

※吹奏楽大好き!という方にはあまり閲覧をオススメしません。

吹奏楽部に入ることのデメリットが多すぎる

まず吹奏楽部に入ってしまうことのデメリットからお伝えしていこうかと思います。

・休みがない

・全国大会に行くほどの実績がなければ特に身につくことはない

・プロの指導ではないため変な癖がつく

・楽器をやるのはお金がかかる

・特に田舎は宗教じみたところも多い

・歯並びや骨格形成に影響を与える

・移動や楽器運びが大変である

・吹奏楽は吹奏楽経験者でしか盛り上がらない

詳細をみていきましょう。

・休みがない

まず吹奏楽部は休みがありません。土日も9時から17時まで練習。平日は5時から7時まで練習、さらに昼練や朝練もあります。

本当に休みがないんですよね。家族で旅行に行くこともできませんし、多感な時期に色々とチャレンジすることもできません。

精神的にも肉体的にも休みがないのは辛いですよね。

さらに学校の課題もこなしつつ、部活をしなければならないので、かなりハードです。

・全国大会に行くほどの実績がなければ特に身につくことはない

私は中学・高校どちらも弱小の吹奏楽部でした。

かつ、近隣の中学校の吹奏楽部が全国大会常連校だったので、高校で全国大会の出場者に出会うことがありましたが、やはり教育格差が十分にあると思います。

公立中学の吹奏楽部で全国大会に出た経験がある人というのは、楽器の演奏技術はもちろんのこと、自身や成功する考え方を子供なりにしっかり身につけていました。

ただ、弱小の吹奏楽部で中学・高校の6年間を過ごしても何も得られるものはありません。

ちょっと言い方が悪いかもしれませんが、時間の無駄だと思います。馴れ合い的な部活です。成果は得られないのです。

全国大会に出場している私立に入学させて吹奏楽部に入部させるのであればまだ良いかもしれませんが、

公立中学・高校の吹奏楽部で弱小なところは音楽の先生が趣味程度に顧問をしているだけであり、楽器の技術も組織から学べることも中途半端なので本当に意味はないと思います。

特に演奏方法も先輩から後輩に教えている、という具合で、素人が素人に教えている状態です。

当然ちゃんとした指導では無いので、演奏方法に変なくせがつきやすい状態です。

・楽器をやるのはお金がかかる

基本的に吹奏楽部の楽器は部室にある楽器を使用していますがそもそもが、古い場合が多いです。

昭和40年頃に購入されたメンテのされてない楽器を扱うことほど悲しいことはありません。

初心者ほど良質な楽器で練習すべきだと私は考えています。

そう、そもそもの話ですが、音楽はかねてより貴族の遊びでした。なので、お金がかかるのです。

例えば木管楽器だったらリードという葦でできた素材を楽器の一部に使用しているのですが、消耗品なので都度購入が必要です。

サックスでも一箱3000円前後です。そもそも楽器自体も高いですからね。のめり込めばのめり込むほど、楽器が欲しくなるものなので、

子供から楽器が欲しいと言われた時は結構辛いものがあると思います。

また、大きな楽器ほど高価です。もしあなたの子供がチューバなどを担当する場合はおそらく購入はないかと思いますが、相当な額になることでしょう。

さらに外部講師を雇ってレッスンをしようものならさらにお金がかかります。

・特に田舎は宗教じみたところも多い

これも経験談から語れることですが、田舎の弱小吹奏楽部は宗教じみたところも多いです。

実話ですが一緒に練習をした他校の高校生が、合奏前に顧問の先生のためにおしぼりを用意したり、うちわを用意したり、ということがありました。

そんなことをして楽器の演奏技術が向上するでしょうか?

私が所属していた部活でも、「靴を並べられないものが楽器が上手くなるわけがない」と合理性のないことを永遠と言われていました。

昨今の日本では意味不明なマナー(稟議書で、上司の隣にハンコを押す時はお辞儀をするようにハンコを斜めにおすのがマナーとか)が話題になっているように思いますが、

吹奏楽部ではそういった類のことが結構あるんですよね。

なんというか、日本人が大好きな「努力と忍耐」によって救われる感覚が、中高での部活でしっかり培われて、将来的に奴隷根性と化して社畜になってしまい鬱になってしまうこともあるかと思います。

・歯並びや骨格形成に影響を与える

私は残念なことに楽器をやりすぎて、そしてその楽器の演奏方法が悪かったために歯並びが崩れました。

特に顎に関しては反対咬合になるケースもあり、大人になってからの治療は100万円前後必要です。

大事な成長期に顔の筋肉に無理を生じさせるような活動はあまりしないほうが良いのでは、と個人的には思います。

・移動や楽器運びが大変である

どこどこの演奏会やホールでの練習、などで楽器運びが必要な時が出てきます。

基本的には部活でトラックなどを手配して、子供たちで運搬ということもあるのですが、

時には親が協力しなければいけないケースがあります。

・吹奏楽は吹奏楽経験者でしか盛り上がらない

なんというか、クラシック曲だったりジャズだったり流行りの楽曲を演奏することもありますが、

例えばコンクール間近となって全国の吹奏楽部の人がたくさんの時間を費やして、練習する曲って結局吹奏楽部に関わっている人しか知り得ない曲なんですよね。

吹奏楽部のための曲を吹奏楽部に関わっている人のみで楽しむ、という感じなんです。

個人的には吹奏楽部しか知らない曲を演奏できるよりは、有名な曲を演奏できた方が良いのではと思っていますが、

なんというか吹奏楽という世界の内部需要を満たすために吹奏楽部の曲が作られている感じなんですよ。

そしてあまり有名でないコンクール曲とか謎の吹奏楽部の曲を定期演奏会で演奏して人々を睡眠させることにあんまり意味はないよなーと思います。

吹奏楽部の曲ってなんか自己満足なことが多いです。

吹奏楽部に入るメリット

吹奏楽部に入るメリットも考えてみました

・習い事よりはローコスト

・音楽でしか繋がれない友人ができる

・習い事よりはローコスト

確かに音楽教室に通わせるよりは確実に部費の方がローコストであることは間違い無いですね。

ただ、前述の通り弱小吹奏楽部で得られることってほぼありません・・・。

・音楽でしか繋がれない友人ができる

確かに時間をかなり費やす分、単純接触効果により部活の仲間には親近感が湧くものです、

ただそれはあくまでの一過性のものに過ぎないと、アラサーになった今としては思います。

高校・中学の部活で仲のよかった人で今でも仲が良い人ってほぼいないですね。

子供が吹奏楽部に入らずにやるべきだと思うこと

私は今子供を出産する予定は無いですが、もし子供が吹奏楽部に入りたいといった場合は全力で引き止めると思います。

どうしても音楽がしたいのであれば

どうしても音楽がしたいのであれば、音楽教室で通うべきですし、特定の楽器にこだわりが無いのであれば、ピアノかギターが良いでしょう。

吹奏楽部の楽器は単音しか出ない楽器がほどんどなので、一人では成立しませんし、コード進行なども理解できません。

ピアノかギターを習得して、大人になってから単音の楽器を始める方が音楽に対する理解も深まり、より良い演奏ができると思います。

また中学校・高校の先輩から教えてもらうよりは、プロからの指導を受けるべきだと個人的には思います。

音楽にこだわりが無いのであれば

部活よりは社会人やプロとの関わりがある習い事の方が良いでしょう。

ダンスでも良いでしょうし、なんでも良いとは思いますが、オススメは英語とプログラミングです。

もし男の子でゲームが好きなのであれば、プログラミングを習得させるべきですね。

これは将来のことを見据えてということです、エンジニアは人手不足なので若いうちからの教育で、

市場価値の高い人材にすることができ、高収入を見込めるようになるからです。

小学校でも必須科目となっており、もはやプログラミングは現代では避けられないスキルでしょう。

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また、英語も大事かと思います。少子高齢化となった日本に置いて、数十年後を見越して日本に住み続けるとも限りません。

いざ日本がいやだとなった時に選択肢がある状態にしておくためにも英語の勉強は特に必須だと思います。

さらにいうと、情報は日本語以外でも収集できるようになって置いたほうが良いかと思います。

日本の英語教育は読み書きに趣きを置いていますので、ぜひ話す方での英会話を習い事として選択しておくべきでしょう。

まとめ

という訳で今回は子供に吹奏楽部をオススメしないというテーマでデメリットとメリットをご紹介していきました。

個人的には吹奏楽部に所属していたことをそれなりに後悔していましたので、同じ状態になるひとが増えないことを祈っています。

それでは。

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